めんこい野鳥

北海道帯広から発信してます

カモを襲うアメリカミンク

毛皮を採る目的で北海道に持ち込まれたアメリカミンク。
アメリカミンクが廃業、脱走で野生化して50年以上になります。
アメリカミンクは川辺に依存し、哺乳類、甲殻類、両生類、鳥類を捕食し
希少種を含む在来種を捕食するなど生態系に大きな影響を与えてます。


帯広川の川辺を散策してると川からバシャバシャバシャ!と大きな
水しぶきの音が・・・


よく見るとアメリカミンクがスズガモを襲い押さえ込んでます。
助けてやりたかったが30メートル先の川の中ではどうしょうもありません。



スズガモの仲間は何が起こってるのかわからないらしく、おとなしく近くで様子を
見てます。留鳥のマガモ、カルガモだったらアメリカミンクを天敵と認識してるの
で警戒音を発し遠くへ逃げます。



渡り鳥スズガモはアメリカミンクを初めて見るのかな・・・ 
スズガモは45センチ、アメリカミンク雄は45センチと言われるがこのアメリカ
ミンクは倍以上ある巨大ミンクだ!



潜水して魚を捕るカモは絶好の標的だ。水中で襲われたら逃げようがない・・・



襲ったスズガモを悠然と対岸の巣穴へ運ぶアメリカミンク・・・


今年もオシドリ雛、カワアイサが襲われたのは目撃してます。
一体、何羽のカモたちがアメリカミンクに捕食されてるのだろうか・・・



帯広川で一番の天敵は何匹もいる外来種アメリカミンクです。カモたちがアメリカ
ミンクに対する警戒、逃げる本能を研ぎ澄まし無事越冬する事を祈りたい。