めんこい野鳥

北海道帯広から発信してます

ヒドリガモ・キンクロハジロ

ヒドリガモです。


全国に散らばり越冬してたヒドリガモも、無事に帰ってきました。


毎年、春の北帰航の途中、帯広川に寄って休養します。


ヒドリガモの繁殖地は、ユーラシア大陸北部、シベリアのようだ。



100羽ぐらいの群れだよ~




上流から流れてくる草、虫?を食べる「水面採餌」をします。
地上で草をムシャムシャ食べる姿もよく見ます。




雄ですよ~  大きさは49センチ。
「 ピュー 」と笛のような声を出します。




体の模様は、換羽状態なのか、個体によって微妙に違う感じだ。




雌です、めんこいね~




キンクロハジロだよ~


毎年、キンクロハジロも北帰航の途中、帯広川に立ち寄ります。


キンクロハジロは、本州の方のブログ記事に良く出てきますね。
人との結びつきが強いカモなのかもしれない。


キンクロハジロ、和名は「 金黒羽白 」です。
目が金色で、黒と白の体・・・ 実物とぴったりの名前だ。 



15羽ぐらいの小さな群れです。 
大きさ40センチだよ。




採餌は、潜水して貝類や水生昆虫を食べるようだ。




雌は茶褐色だよ。




頭部は光の当たり具合で、紫色がとても綺麗だ。
雄の冠羽は長く垂れ下がってて、かっこいいね~




川にいるカモたちが一瞬、ザワつきました。
あらら、キツネが、お乳が見える?
子育て中で餌探しかな・・・

ヒシクイ 2024春

十勝川下流域のヒシクイだよ~


いつもより、数は少ない感じです。もう北へ帰ったかな・・・


ヒシクイは天然記念物に指定されています。


大きさは、80センチ~100センチ。


国内に飛来するヒシクイは、ヒシクイとオオヒシクイに種類が別れます。



ボクちゃん、めんこいね~




マガンとの大きな違いは「白いおでこ」が無い事です。




「白いおでこ」のマガンですよ~




この方は、オオヒシクイだね!




オオハクチョウに負けない大きさだ。




ヒシクイは飛行中「グゥハハン、グゥハハン」と重低音で鳴きます。
じぃちゃんは、そう聞えます・・・




ヒシクイの繁殖地はユーラシア大陸、シベリア北東部、北極海沿岸
カムチャッカ半島で、ツンドラ、森林ツンドラ、タイガの永久凍土
が広がる地域のようだ。寒そうだニャー




国内の越冬地は、宮城県伊豆沼、新潟県福島潟、茨城県霞ヶ浦、滋賀県琵琶湖
石川県片野・鴨池などが有名なようです。九州まで行くヒシクイもいるとか。
おーい、君たちは何処から帰ってきたんだい。




違いを比べて見てね~
上がヒシクイ、真ん中はシジュウカラガン、下がマガンです。




暖かくなってきました。
ヒシクイたちも、帰りたくてムズムズだ。
繁殖地はまだまだ遠そうだけど、気をつけて帰るんだよ~

シジュウカラガン 2024春

シジュウカラガンですよ~


全国に散らばっていたシジュウカラガンたちが中継地に帰ってきました。


ここで長旅で失った体力を取り戻し、最後の渡りに向け休養します。


シジュウカラガンは千島列島エカルマ島で繁殖してるようです。



シジュウカラガンが勢揃いだよ~





あちこちに群れがいました。
中継地(浦幌町豊頃町)ではシジュウカラガンが一番多い感じだ。
ヒシクイ、マガンたちは十勝管内他町村に散らばってるようです。




シジュウカラガン名の由来は、黒い顔、クチバシに白い頬・・・
小鳥のシジュウカラと似てるので、この名前が付いたようです。




「 シジュウカラのボクと似てるかな・・・ 」




飛んでる時は、甲高い声で、キャン、キャン、キャン、と大合唱します。
耳の悪いじぃちゃんは、そう聞えます・・・




気持ち良さそうに飛んでるね~





ヒシクイ、マガン、シジュウカラガンたちが仲良く混浴です。


シジュウカラガンの大きさは、約65センチ。
マガン、約72センチより一回り小さい。
ヒシクイは約85センチで雁の中では一番大きい。




シジュウカラガン中心の大群だよ~ 広大なパノラマだ。




4月になり、グングン気温が上がってきました。
千島列島へ帰りたくて、うずうずしてきたんじゃないの。
旅立ちが間近に迫ったシジュウカラガンたちでした。