めんこい野鳥

北海道帯広から発信してます

雁中継地の様子  2023. 3.20

3月20日、十勝川下流域雁中継地の様子を見てきました。


今年は3月のドカ雪がなく、気温も中旬から一気に上がったので
雪解けが加速し、採餌場所の畑が顔を出してました。


暖冬で渡り時期も早まったようです。
本州、東北で越冬してた雁たちがたくさん戻ってきてました。


20日に見た雁は1万羽以上でしたが多すぎて正確な数はわかりません。
種別は、圧倒的にマガンが多く、次にシジュウカラガンです。
ヒシクイは、まだ少ない感じでした。
他の区域にいたかもしれませんが、ハクガンは60羽ぐらい見ました。
オオハクチョウは100羽ぐらいで、これから続々渡ってくるでしょう。



マガンの大群ですよ~
マガンは秋より春の方が飛来数が多い。
春は、美唄市宮島沼ルートで北帰行するマガンの一部が十勝に飛来してるようだ。




十勝地方経由ルートで北帰行する雁たちは4月まで十勝で休養し
その後、シベリア東部、千島列島方面へ旅立ちます。




近年、雁たちは十勝川下流域だけでなく、十勝管内他町村でも滞在する
姿が見られます。十勝地方全体が中継地になってきてる感じですね。




畑に雪が積もっていると採餌に苦労します。
今年は雪解けが早くて良かったね~




雁たちは黙々と採餌してました。
渡ってきた直後で空腹なのかな。




沼はまだ凍ってました。画像は雪解け水が溜った畑です。
オナガガモ、ヒドリガモも一緒に食事してました。




シジュウカラガンの群れです。
まだまだ増えますねー




60羽ぐらいのハクガンも見ました。
1000羽の本隊も早く帰還するかな・・・




腐植した農産物の実、葉、茎、根を食べるオオハクチョウ。




草食動物、雁たちの食事は植物性の質素な物です。




お帰り~!  雁たちが続々帰還する十勝川下流域の様子でした。