めんこい野鳥

北海道帯広から発信してます

オオヒシクイ


はい、突然、お勉強の時間です・・・


ヒシクイは世界で、5亜種があって日本に来るヒシクイはヒシクイと
オオヒシクイの2亜種らしい、知らなかった・・・


数は推定、ヒシクイが4500羽、オオヒシクイが9000羽。
越冬地は新潟、北陸の日本海側にオオヒシクイが多く、宮城等の太平洋
側にはヒシクイが多いらしい。大きさはヒシクイが80-90センチ
オオヒシクイが90-100センチ。





オオヒシクイはヒシクイより一回り大きくて、嘴が長く、首も長い。
頭と嘴のラインが直線的。比べるヒシクイの画像は無いがここ
十勝川下流域にくるヒシクイは、ほとんどオオヒシクイのようだ。


しかーし、おじさんは正確に亜種の見分けがつかないので、やっぱり
ヒシクイと呼ばさせてもらいまーす・・・ややこやしいなー





ヒシクイの繁殖地は千島列島北のカムチャッカ半島。
サハリン、中国経由と千島列島経由で渡ってくるようだ。
10月頃から4月頃まで日本にいます、もう日本の鳥だね。


グゥオン、グゥオン、グゥオン、と、ブー、ブー、ブー、のような
重低音の声を出しながら飛ぶ・・・




飛行中はバフ、バフ、バフ、と迫力ある羽音が聞こえる。





農家さんの近くで一休み。
白、黒の大きな円柱は牧草類をラッピングしたものです。





のんびりとした雰囲気が良いねー
ヒシクイとの距離を守り、車から出なければ逃げません。





今日は国道横の牧草収穫跡畑で食事です、毎日場所を変えるようだ。




デントコーン収穫跡畑で食事です。




雁達が食事に出かけた沼は静かですが・・・





身の危険を感じると群れが群れを誘って大群になり沼に戻ってきます。


雁達は異常なまでに人間を警戒します。今は天然記念物に指定され
保護されているが、1970年までヒシクイ、マガンは狩猟が許可
されていたのです。「人間を見たら殺されるから逃げろ」のDNAが
受け継がれてるのだろう。


ヒシクイも人間との悲しい歴史があったんだね・・・