めんこい野鳥

北海道帯広から発信してます

マガンは舞い降りた 2020.4.21

4月21日、帯広市内を走行中、低空飛行で旋回する雁の群れを見つけました。
500羽ぐらいのマガンの大群でデントコーン畑跡に舞い降りました。


一帯はマガンたちの鳴き声と羽音で騒然となりました、が
見物人は誰もいなかった・・・アリャ



帯広市内にマガンの大群が降りたのは初めて見ました。



次々と畑に降ります。画像はセンバツ出場予定だった
帯広白樺学園高校の駐車場から撮りました・・・



さらに、ここは知る人ぞ知る、自家製牛乳で作る超濃厚アイスクリーム屋さん
ウエモンズハートの前でした。 食べたら、ほっぺた落ちるのです・・・



どうやらマガンたちは渡り途中で疲労がピークになり降りたようだ。
降りる降りないは誰が決めるのか? リーダーがいるのか? 謎ですね・・・



マガンはシベリア東部まで4000キロ渡ると言われてます。
ルートは道北ルートと道東ルートの2つがあるようです。
道東ルートは、東北→ 十勝川下流域雁中継地→ 根室→ 千島列島→ 
カムチャッカ半島→ シベリア東部、を渡るようだ。


帯広を通るルートは無いと思うんだけど、このマガンたちは何処から飛んで
来たのだろうか? 十勝川下流域雁中継地からだとすると帯広まで50キロ
飛んで、こんなに疲労するものだろうか?そもそも帯広は根室と逆方向だ。
それとも苫小牧方面から飛んで来て根室を目指してるのかな? 



可哀想に、よほど体力を消耗させたのか、一斉に本格的に休み始めました。
今まで畑に降りた雁の群れが採餌しないで一斉に休む姿は見た事がない・・・



ゆっくりは休めないと思うが、少しでも体力を回復させてほしいと思いました。
マガンたちが無事シベリアへ着く事を祈り、その場を離れました。