めんこい野鳥

北海道帯広から発信してます

カイツブリ模型・<カモの作り方>

石粉粘土でカイツブリを作りました。
繁殖羽仕様です。
木彫り風に作って見ました。
どうですか~  少しテカリあるけど、まぁまぁでしょ?



おじさんカイツブリ号令開始~!   ハイ!  右~!



くるっと回って、ハイ!  左~!



ハイ! 前向いて~!             目線がいまいちかな・・・



最後! 後ろ向き~!          パチパチパチパチ~! オイオイ



画像は一昨年、緑ヶ丘公園で繁殖したカイツブリです。



カイツブリくんと遊ぼう! の時間ですよ~


カイツブリくん
「 誰か友達いないかなー 」



そこへやってきた子守トリオガモたち。
「 ねえねえ、友達になってあげるから頼み聞いてくれる? 」


カイツブリくん
「 うん、いいよ・・・(やな予感) 」  



「 やっぱり子守させられちゃったよー・・・ヤレヤレ 」


                      カイツブリくん! がんばれ~ 




<カモの作り方>


① 石粉粘土について


粘土が服に付いても濡れた布巾等で拭けばすぐ取れます。
粘土をこねると手に付きます。洗えば取れます。
紙ヤスリ作業時はかなり粉が出ます。吸うと体に悪そうなので作業は外でします。


石粉粘土は乾燥すると陶器のように固くなります。
石粉粘土は乾燥しても水に付けると溶けます。
石粉粘土は水に弱い。
粘土が厚いと表面が乾いても中の乾きは遅い。


紙ヤスリ、ナイフ、彫刻刀で形を整えながら新たに粘土を盛り乾燥させます。
削り→粘土盛り→乾燥を繰り返し少しづつ形にします。


石粉粘土はパジコ製品ラドール、ラドールプレミックス、プルミエを使ってます。
3種類の違いは分かりません。適当に買ってます・・・
袋の表示は石塑粘土、石粉粘土と違うが同じ成分です。


紙ヤスリで出た粉は再利用できませんが、失敗し乾燥した粘土の固まり、ナイフ、
彫刻刀で削って出た片、カスは再利用します。
100均のタッパーに入れ、水でビシャビシャにして置くと元に戻ります。
水分多めでやわらかくしてるので胴体の裏補強、接合部隙間埋めに使ってます。


粘土はタッパーに入れ保管します。そのままの状態で保存できます。
長期間保存する場合は表面に水を付けておきます。
粘土は水を付けながらしっかりコネコネして餅ぐらいの硬さにして使ってます。
段差を滑らかにしたい場合はさらに粘土を薄くして盛るとか、表面をつるつるに
したい時は糊状にして指で伸ばす、とかイロイロ試してます。
薄い粘土盛は一日で乾きます。



② 胴体の作り方


水に浮かんでるカモの形を作ってます。
空洞の胴体にします。
空洞にすると変形がない、乾きが早い、粘土の節約、になります。


イ)新聞紙をクシャクシャにしてセロハンテープで適当に止めながら型を作ります。
型は作りたい大きさより二回りぐらい小さく作る。


ロ)型の上に大きく広げた粘土をかぶせる。厚さは1センチぐらい。
伸ばしながら下まで巻き込む。下から1,2センチ上になっても良い。
4隅のシワは伸ばしながら均一にする。


ハ)3日間ぐらい乾燥させたら次に底部分を作ります。
水をたっぷり付けながら乾いた部分とつなぎ、角の丸みを意識しながら包み込みます。
底の中央部分の粘土は不要なので盛りません。
変形、薄い部分は乾燥後に削ったり盛ったりして簡単に修正できますので
アバウトに作ります。


ニ)乾燥したら型の新聞紙を少しづつホジホジしながら取り出します。
置いてみて底の大きな変形を修正、薄い部分の補強をします。


ホ)乾燥したら底を平らにする最終調整をします。
その方法は・・・コンクリート上で大根おろし作り?をします。
私は縁側台でしました。胴体が傾かないように注意しながら円を書くように
擦り底を削ります。安定すればOKです。削り過ぎないように。
厚みが薄くなったら中から粘土を盛ります。
底に付くゴミ、ザラつきは紙ヤスリで取ります。その後、糊状の粘土を指で塗ると
つるつるになります。 




③ 頭部、嘴、首、目、について


頭はアバウトに形を作り、胴体に乗せます。水をたっぷり付けしっかり接合します。
粘土は水分が少ないと結合が弱くなり、ひび割れもします。


私は完成まで、成形ー乾燥を20回ぐらい繰り返してできるイメージです。


乾燥した粘土はかなりの強度があるので長い部分以外は芯を使いません。
カワアイサ、シギ級の長い嘴にはプラ棒、雁、ハクチョウ級の長い首には前もって
粘土で棒状の物を作り完全乾燥させ芯に使います。
長い部分以外の芯は必要ありません。
尾、羽も後付けし少しづつ成型します。


目は100均とか手芸屋さんで売ってる物を使用。大きさは数種類あります。
目の付け方・・・目より一回り大きい穴を掘り、目を埋め、粘土の量で飛び出る
高さを調整します。目に粘土が付いても気にしない。乾燥後、目に水を付け、
爪楊枝等でクルクル回して粘土を取りながら、目の大きさを調整します。
全体塗り、頭部塗りの時、目も一緒に塗ってます。目は後で塗ります。




④ 道具


塗料
私はタミヤのアクリル塗料を使っています。溶剤も必要です。
絵画用の水性アクリルもありますが塗膜が弱いようです。
作品の防水、保護のため全体を最低2回厚塗りしてコーティングします。
色は適当です。塗料伸びが少ない場合は溶剤を付けます。
塗装方法は勉強中・・・


彫刻刀
一本1700円ぐらいから100均の彫刻刀まで、5種類使いました。
さすが100均のは使い物になりません。
店員さんに「子供用ですよ」と言われたサクラクレパスの彫刻刀セット(2000円)が
一番切れます・・・


大きい筆
紙ヤスリ作業後の作品に付いた粉払いに必要です。


紙ヤスリ
400番を使ってます。



石粉粘土は乾燥時間がものすごくかかるので同時進行で2,3個作った方が
ストレスが溜まらないかも。
とにかく焦らないでゆっくり作ります。
彫りを増やしたり絵が上達すると良い作品が出来るかな。


以上、こんな感じでカモを作ってます。
ネット、YouTube にも沢山の石粉粘土情報があります。
みなさんの参考になったらうれしいです。