めんこい野鳥

北海道帯広から発信してます

やっと雪が解けてきた雁中継地 2020.3.11

3月11日に十勝川下流域雁中継地を見てきました。
雪に埋もれた中継地を3月5日、またしても大雪が襲いました。
さらに3月10日、今度は大雨が降り、十勝川下流域は容赦のない過酷な悪天候に
さらされました。畑で採餌できない雁たちはどうしてるのか・・・


豊頃町の大沼です。大雨でザクザク状態ですが解けてません。



大沼付近の畑にオオハクチョウ、ヒシクイが100羽ぐらいいましたが
まだ畑の雪は解けてませんでした。 



次に、浦幌町地域にある三日月沼を見に行きました。沼は凍結してます・・・が!



やった~ 畑の雪は解け始めてました~! 
ここは海が近いので内陸の大沼地域より雪が少ないのかもしれない。
雪が解け始めた畑に雁たちが少数ですが戻ってました!



ヒシクイがいました。お腹いっぱいなのか、くつろいでますね?



顔を出した畑に待ち焦がれてた雁たちは集まります。



お腹すいてるんだね~ 夢中で採餌してます。
作物、牧草の茎、根、腐葉土の様な物を食べてるようだ。
雁たちの食事は草食で質素です・・・



雁たちの数は少なく、千単位の本隊は見かけません・・・何処へ行ったのか?



途中、地元の方とお話しする機会がありました。
「雁たちは大雪で畑の採餌ができないし、キツネも怖いから海岸の汽水湖とか
河川敷に移動し採餌してるようだ」と教えて頂ました。


帰り道、豊頃町街の旧利別川河川敷でヒシクイの群を見ました。やはり雁たちは
雪が積もる畑をあきらめ河川敷とか堤防の雪のない場所を探し採餌してたようだ。
さすが厳しい自然界を生き抜いてる野鳥だ! 
これから日毎に畑の雪が解けます。雁たちは続々と畑に戻るでしょう。


今日は、やっと畑が顔を出し、雁たちが採餌してる姿を見て安心しました。
雁たち! 畑の雪は解けてきたよー、早く戻っておいで~