めんこい野鳥

北海道帯広から発信してます

ハクガン


十勝川下流域、雁中継地で、ハクガンを撮りました。
ハクガンはマガンの仲間で大きさは67センチ。
200羽ぐらいの群れで、灰色の幼鳥も沢山います。
当中継地で沢山食べ休養して東北へ無事行ってほしい。





ハクガンは、北アラスカ、シベリア北東部で繁殖して越冬は北アメリカ
西部に南下し、少数が日本に飛来する。





ハクガンは、日本では少ない鳥だが、世界的には最も多い雁。
アメリカでは100万羽以上が越冬するらしい。





ハクチョウも渡って来ました。ハクガンの群れを仲間と思い飛んで
来ましたが、違うと気づき飛び立つハクチョウと重なりました。




ハクガンは昔から日本に多数飛来してたが、狩猟、乱獲により
1940年代までに日本越冬個体群は絶滅したらしい。





1990年から日本、ロシア、アメリカの研究者、保護団体らの国際プロジェクトが始まり、少しづつ数が増えてきたと言う事です。
現在は、環境省レッドリスト絶滅危惧1A類に指定されてます。





十勝川下流域に寄るハクガンは、1995年の3羽から徐々に増え
現在は200羽以上までに回復して来たようです。


日本越冬飛来のハクガンも人間との悲しい歴史があったんだ。